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コラム

離婚問題

離婚前の別居ですべき3つの準備とは?賢く離婚するための基礎知識

別居

離婚は相手が拒めば話し合いも長引き別居を考える人も多いですが、どのような下準備をしてスタートさせればいいのか思いつかないものです。

離婚前の別居をスタートさせたいのであれば、住む場所や仕事の確保、財産状況の把握、子どもをどうするのか考えておかなければいけません。

今回のコラムでは別居を始める前にすべき3つの準備を詳しく掘り下げ、離婚成立までストレスを感じにくくするテクニックを解説いたします。


離婚成立前に準備すべき3つのこと

3つ

離婚の多くは積もり積もった不満が爆発して別居を切り出す人もいれば、飛び出すように別居を始める人もいますが下準備なくして別居のスタートはあまり賢明ではありません。

別居を考えるくらいであれば二度と配偶者と一緒に生活をしたくないと思っている方が大半でしょうから、失敗して配偶者の家に戻らないためにも以下の3つの準備をしてから別居を開始するといいでしょう。


住む場所と仕事の確保

当然ですが、別居をはじめるにも新たに住む場所と生活費の確保するため手に職をつけなればいけません。特に生活費は別居中であっても配偶者から婚姻費用としてお金を請求することはできますが、ふたつ返事で婚姻費用を支払ってくれる人は少なく配偶者の支払いを期待しないほうが賢明です。

たとえ婚姻費用を求めて相手が承諾したとしても、必ずしも期日通りに支払ってもらえる保証はありませんから、ご自身で生活費を捻出できるようになっている方がトラブル予防にもなります。

預貯金を持ち出しておけば当面は困らないかもしれませんが、アパートなどを借りる場合、多くは収入があるか(就職しているか)も見られるため預貯金があるとしても仕事にはついておく方がよいでしょう。


財産状況の把握

別居となれば同居している家に戻ることはほとんどないでしょうから、別居をはじめる前に財産状況を整理しておきましょう。離婚を成立させるにしても、結婚期間中にご夫婦で作り上げた財産は平等に分け合わなければならず(財産分与)、適正な財産の振り分けには財産がいくらあるのかを把握しておかなければいけません。

例えば預貯金が1,000万円あれば500万円ずつ分ければ終わりますが、車や不動産などを所有していればこれらも財産分与に含まれるので、価値を算定しておかないと配偶者と顔を合わせて気まずくなる恐れが高いです。

財産分与は離婚時に必要な手続きなので配偶者も真摯に臨んでくれると思われがちですが、中にはわざと財産を隠す人もいるので完全に信じきらずご自身で財産を洗い出しておく方が損のない手続きを実現できるでしょう。


子供をどうするか話し合う

もしご夫婦に未成年のお子さんがいらっしゃる場合、お子さんも連れて別居しようと考えているのであれば別居前に配偶者としっかり話し合っておかなければいけません。

夫婦関係が冷え込んでいると相手に相談なしに子どもを連れて別居をしようとする人も多いですが、実の親であっても配偶者の承諾なしに子どもを連れていくと誘拐罪に問われる恐れがあります。

離婚が成立していない夫婦の親権は共同親権と呼ばれ、夫婦が相談し合いながら親権を行使するので配偶者の承諾がなく子どもの住む場所を変更し連れて行くのは誘拐とみなされるのです。

話し合えばケンカになるから嫌だと思う気持ちもごもっともですが、ご夫婦の間にできたお子さんである以上はあなたの意思だけでどうこうするのはよろしくありませんので、慎重に行動するようにしなければいけません。


ストレスのない離婚を実現したいなら弁護士に依頼を

現に夫婦関係が冷え込んでいればストレスを感じられているでしょうが、ストレスを少なくして穏便に離婚を成立させたいと思うのは当然の心理です。

もしすでにあなたがストレスなどで心身ともに困憊しているのであれば、弁護士にご依頼されると精神的負担を解消する可能性があります。


心理的負担が少なくなる

弁護士へ離婚問題をご依頼いただくと、ご希望にあわせて配偶者に合わず弁護士が交渉等を進めてくれます。弁護士は必ずしも裁判所の手続きだけを代行するのではなく、夫婦の話し合いに参加して問題が円満に解決するようサポートしてくれるのです。

たとえば話し合いでいがみ合っているのであれば、弁護士と配偶者だけが会って話した方が落ち着いた話し合いが実現するので、離婚条件の設定もしやすくなります。


離婚を早く成立させられる

弁護士が離婚問題に介入すると、当事者だけの話し合いをするよりも早く離婚を成立させられる可能性があります。当事者だけの話し合いだとどうしても離婚に不必要な話し合いに発展して、より関係を疎遠にさせズルズルと離婚が長引いてしまいます。

弁護士であれば当事者ではなく第三者の冷静な立場から話を展開するので、感情的になりにくく、また判例や算定表などを用いて離婚問題を解決していくので話の進みもスムーズなのです。

もちろん弁護士が交渉しても頑なに条件などを拒む方もいらっしゃいますが、おひとりで長く交渉するよりも弁護士が交渉した方がストレスになりませんので弁護士に依頼して損ないでしょう。


まとめ

離婚の前に別居をしたいのであれば仕事の確保や財産状況の整理、そして子どもも連れて別居したいのであれば配偶者への事前相談が必要です。

しかし別居をしたからといって必ずしも離婚がいい具合に進んでいくとは限らず長期戦になるケースもあるため、ご不安であれば当事務所の弁護士にご依頼されることをおすすめいたします。

当事務所は多くの方から離婚問題をご相談いただいており、豊富な知識と経験であなたがご納得できる離婚が実現できるようお手伝いをいたします。

男性女性の弁護士が在籍していますので、話しにくい内容もぜひお気軽にご相談ください。

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