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コラム

借金問題

破産にかかる時間~あっさり破産となかなか破産

破産にかかる時間

破産したいというお客様はよく、「終わるまでにどのくらいの時間がかかりますか」と聞かれます。

この「破産にかかる時間」については、

の三種類があります、というお話は、別のコラムでさせていただきました。

ここでは、どのような場合に、破産事件はあっさり終了し、どのような場合にはなかなか終わらないのか、についてご説明します。ご自分が、「あっさり」破産になるかどうか、気になる方は是非ご参考になさってください。ポイントはいくつかあります。

などです。

それでは、順に解説していきます。


財産状況によって、破産にかかる時間が変わります

特に、不動産の有無は重要です。不動産をお持ちの方の破産の場合、申立代理人弁護士(つまり、ご依頼を受けて破産を準備する弁護士)の方で不動産を売却してから申し立てる場合と、そうではなく、不動産を持ったまま破産申立をする場合(これは、管財人の弁護士に売ってもらうことになります)があります。

不動産がすぐに売れれば問題ありません。宅地、建物などであれば、腕のいい不動産屋さんだとすぐに売れることもあり、これは、弁護士がどれくらい、腕のいい不動産屋を見つけ出せるか?という問題にもなってきます。腕のいい不動産業者を見つけるのも弁護士の腕の一つでもあります。

逆に困ってしまうのは、「北海道の原野に、親が持っていた土地があるんです…」というような場合です。こういう場合にはたいてい、これを持ったまま破産を申し立てます。申立後、管財人が原野を売ろうとしても売れず、「これ、売れませんので、放棄させてください」と裁判所に申請して、放棄(つまり、この土地は無価値で売れないので破産者がそのまま持っていてもいい、ということです)が認められて、ようやく終わります。この手続きのために債権者集会を重ねることもあり、こうなると、破産申立後、免責決定までにかかる時間は相当かかってしまいます(これだけで6か月以上伸びることも少なくありません)。

不動産だけではなく、動産でも時間がかかることがあります。たとえば工場や店で使っている特殊な機器などがある場合です。これもやはり、このような機器が売却可能か否か、その決着がつかないと破産が終わりません。私は一度ちくわ工場の破産をやったことがありますが、ちくわを回しながら焼く機械、アレが売却できるか否かでとても時間がかかって、苦労した経験があります。あとは、マッサージ屋さんのマッサージ機器とか、たこ焼き屋さんのたこ焼き機などが売れるかどうか心配したことがありますね。これはちくわよりはマシでした。不動産ですが、やはり売却できるかどうかで苦労した思い出だと、牧場のサイロ、というのもありました。


破産に至る経緯によっても、破産にかかる時間は変わります

たとえば、勤め先が倒産したとか、病気で職を失って、次の仕事が見つかるまでの間に借り入れをしました、とか、給料を下げられてしまって、とか、親が病気になり仕送りのために借り入れを、という経緯であれば、「あっさり破産」に大いに近づきます。

こういうケースですと、免責不許可事由がないので、管財人による調査が不要となります。あとは財産面で売却すべきものなどがなければ、管財人を選任することなく終わる、いわゆる「同時廃止」事件になり、ほんとにあっさり終わってしまう。

ですが、キャバクラに通ってしまって、とか、ホストに貢ぎすぎて、とか、競馬に使い込んでしまって、とか、海外カジノにはまって、借り入れをし、借金が膨らんでしまったというケースだと、管財人が付きます。そうなると時間がかかります。

それから、破産申立前に、特定の債権者、たとえば家族とか友達とか恩人とか、そういう人だけに借金を返していたりすると、これも偏波弁済であるとして返還を求めなければならなくなったりし、時間がかかります。

破産のために弁護士に相談したことのある方は、「今後、特定の債権者にだけ返済したりしないように」と注意を受けるはずですが、こういう注意は、なるべく破産を円滑に迅速に終わらせたいという弁護士の想いから出ているのです。


そのお客様の性格によっても、破産にかかる時間は変わります

まじめな人の破産はすぐに終わります。それは、必要な書類がすぐに集まるからです。つまり、まじめというのは、弁護士から指示された書類を忘れずに探し、事務所に送ってくれて、家計簿などもきちんとつけてくれる、ということですね。弁護士からすると、破産手続に協力してくださるお客様です。こういう方の場合には書類がすぐに集まるので、すぐに破産申し立てができます。

ですが、破産に至る方の多くは、どこかしらルーズな面があるものです。でないと破産なんかしないですからね。早く書類を持ってきてくださいと指示されても、忘れてしまう。めんどうくさいなあ、と後回しにする。

こうなると、弁護士側の腕も問われてきます。諦めずに、怒らずに、しかししつこくお電話をかけて、書類をくれるように催促する。定期的に来所してもらう。書類の重要性を理解してもらえるよう、判りやすい説明をする、などですね。書類が集まるか集まらないかは、破産申し立てまでにどれくらい時間がかかるかを大きく左右することにもなります。逆に言うと、言われた書類は全部届けたのに、なぜか破産申し立てに至らない、という場合には、弁護士サイドに問題があるかもしれません。

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