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コラム

交通事故問題

交通事故で骨折したら何をすべき?円満解決のために必要なこととは

レントゲン

交通事故は身近な不幸でありつつもしょっちゅう起こるものではありませんが、初めて身に起きた交通事故で骨折をしたら動揺しますし何をどうすればいいのかわらかないものです。

交通事故で骨折をしてしまった場合、まず重要なのは事故直後に病院へ行き医師に診察をしてもらうことが大切で、後手になると事故後の話し合いがこじれる場合があります。

今回のコラムでは交通事故で骨折してしまったときにすべきことと、骨折による請求できる慰謝料の金額についてお話いたします。


事故後にすぐ診察してもらわなければならない理由

診察

交通事故が起きたらすぐに診察してもらわなければならない理由は、事故後におこなわれる話し合いを有利に進めるためにあるといえます。

骨折と一口にいっても痛みを伴わない微細な骨折もあり、事故から時間が経過してから診察を受け保険会社に治療費を請求しても「事故とは無関係では?」と反論されてしまうおそれがあるのです。

たとえば事故後3週間してから足に微妙な亀裂が入っていることが判明しても、「どこか別のところでぶつけられたのでしょう」と突っぱねられるケースがあげられます。

特に交通事故直後は興奮状態にあるため痛みを感じにくく、時間が経ちはじめてから違和感を覚えるため交通事故による骨折かどうか争われやすくなるのです。

痛みを実感していなくても事故直後に診察を受ければ自覚症状がなくても骨折しているかどうか判明でき、いかに保険会社ともめずに話を進めるかの鍵ともなるので必ず覚えておくようにしましょう。


骨折による慰謝料の相場

交通事故で骨折した場合にもらえる慰謝料の相場は、治療期間などに応じて金額が変わるため一概にいくらもらえると断言はできません。

交通事故の慰謝料を計算するには、(1)治療期間、または(2)治療日数に2をかけ、(1)(2)のどちらか少ない数字に4,200をかけて算出するよう規定されています。

たとえば手の指を骨折して完治まで2ヶ月(60日)と診断され、1週間(7日)入院し、退院後15日間通院をしたケースでは、184,800円を請求できることになるのです。

治療期間や日数が増えれば増えるほどもらえる慰謝料は多くなりますが、いつまでも通院できるというわけではなく保険会社から治療を打ち切られ想定の慰謝料を請求できないこともあるため注意しなければいけません。


骨折は慰謝料が高くなりやすい

慰謝料

骨折は適切な処置をすればきれいに治るケースが多いですが、中には症状が重く治療をしても完治できない場合があります(後遺障害)。

後遺障害が発生すると通常の慰謝料算定方法とは違い、後遺障害のレベル(等級といいます)に応じた慰謝料が支払われるのでもらえる金額が増える可能性があるのです。


肋骨の場合

肋骨を骨折した場合、後遺障害として認められるのは等級12級の肋骨の変形が考えられ93万円の慰謝料が請求できます。交通事故で肋骨を骨折するのは、急ブレーキを踏んだり、ぶつけられた衝撃でハンドルに体を殴打し骨折してしまうのです。

たとえば前方車両の車が赤信号で急ブレーキを踏んであなたがそのまま後ろから突っ込んでしまった場合、体がハンドルにぶつかり骨折をしたようなケースがあげられます。

最近の車にはエアバッグが搭載されているのでハンドルに直接ぶつけることは少ないように思われますが、衝撃の強さゆえにエアバッグでも肋骨が折れる場合もあるので侮れないのです。


大腿骨の場合

大腿骨は足の付け根にある骨で、事故後に足を動かせる範囲が狭まっている場合は等級10級として187万円の後遺障害慰謝料が認められる可能性があります。

大腿骨を含め足の骨はその人の移動に影響する重要なポイントで、上半身の骨よりも等級が深く設定されていることが多く慰謝料も高めにもらえるのです。たとえば事故以前は四方八方に足を動かせていたのに、事故後は足を開いたり上げるのも困難になっているようなケースがあげられます。


話がこじれる前に弁護士へ相談を

大きな骨折であればあなただけで話し合いをしても解決できますが、少しでも話し合いに不安を抱いているならば弁護士へ相談されることをおすすめします。

保険会社によっては後遺障害を認めず争おうとする企業もあり個人だけでは対応が難しいですが、弁護士であれば医師との話し合いや判例などを用いて後遺障害を認めさせられる可能性が高まるのです。

たとえばあなた個人だけが提出した診断書で突っぱねられたらそれ以上できることはほぼありませんが、弁護士であれば診断書をチェックし必要な項目を医師に書くよう交渉してくれるようなケースがあげられます。

もちろんあなただけでもやろうと思えばできますが、骨折をした本人がすべてを対応するにも不便であったりうまく行動できないケースもあるため弁護士に任せておく方がストレスも少なく済むのです。


まとめ

交通事故が起きたら保険会社との話し合いを円滑に進めるためにも事故直後に診察してもらうことが大切で、時間が経ってから診察を受けると納得できないような結果になるケースも少なくありません。

また保険会社によっては診察を受けていても後遺障害を認めず争おうとするところもあるため、少しでも有意義な結果にしたいのであれば当事務所にご相談されることをおすすめします。

当事務所は交通事故の相談実績も多く、ご納得いただける結果になるよう相談者の皆様を全力でサポートしてまいりました。

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