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コラム

借金問題

ブラックリストってよく聞くけど、実際何が変わるの?

ブラックリスト

債務整理をしようと検討をしていると、「債務整理をするとブラックリストに載る!」というような情報を目にしたことはないでしょうか。債務整理には「公民権停止」「選挙権がなくなる」などのいろんな情報が錯そうしていることもある上に、この「ブラックリスト」というものの存在が一層利用するのに躊躇する原因となっています。

しかし、実際にはこの「ブラックリスト」は多少不便にはなるものの、生活ができなくなるようなものではないですし、ましてや公民権停止や選挙権がなくなるというものでもありません。このページでは「ブラックリスト」と呼ばれているものの正体と、それによって何が変わるのかについてお伝えします。


実は「ブラックリスト」というリスト・データベースは存在しない?

リスト

この「ブラックリスト」なのですが、どこかに借入について問題のある人をリスト化したりデータベースになっているようなもの、といったイメージがあるかもしれませんが、実はそのようなものは存在しません。債務整理のデメリット等で言われる「ブラックリスト」というのは、信用情報というものに事故情報として登録されることを言っています。

信用情報というのは、銀行や消費者金融が貸付を行う際や、信販会社がクレジットカードの発行を行う際に参照する、信用情報機関が保有している貸付状況に関する情報をいいます。通常はどのくらいの金額を現在貸しているかなどが記載されているのですが、債務整理を利用したり2か月以上の延滞をした場合には、その事実を知らせるために事故情報を登録します。


信用情報に事故情報が登録されるとどうなるのか?

では、信用情報にこの事故情報が登録されると、どのような事が発生するのでしょうか。銀行も消費者金融などは、貸付を行う際に、本人の職業・収入など様々な事項を審査しますが、信用情報に事故情報があると、貸付を行いません。そのため、通常のキャッシングはもちろん、住宅ローン・自動車ローンなどの貸付が受けられなくなります。

また、新たなキャッシュカードの発行も事故情報が登録されているとされなくなりますし、すでに保有しているキャッシュカードも、更新のタイミングで事故情報の有無を参照しますので、更新がされなくなります。自動車に乗る方は高速を利用するETCカードを利用しているかと思うのですが、こちらも同じで新規の発行・更新がされません。

また、携帯電話を購入する際の分割での購入ができなくなります。ただし、この状態は一生続くわけではなく、任意整理をする際には5年、自己破産・個人再生をするときには7年程度の期間で消去されます。それ以上のデメリットはありませんので、上記のように公民権や選挙権を失うなどという効果はありません。


「ブラックリスト」になると、生活ができなくなってしまう?

この情報だけ見ると、すごくデメリットが一杯でまともに生活できなくなるのではないか?と思ってしまうかもしれません。しかし、見方を変えてみると、多少不便なだけで、生活には大きな支障はないと見ることができます。まず、借入ができなくなるのは困るということですが、そもそも借入に頼らずに生計を営む事ができるように立ち直ろうというのが債務整理の趣旨なので、また借入をしようと思っていること自体がナンセンスなのではないか?と考えるのが良いでしょう。

欲しいものがあるならお金を貯めて購入する、というサイクルを身に着けるための期間と考える事にするのが妥当といえるでしょう。また、入院や冠婚葬祭など、日常生活を営む上でどうしても必要な借入については、生活福祉資金貸付制度というものがあります。住宅ローンを組みたいので債務整理はできない、という方も多いのですが、そもそも住宅ローンは頭金がしっかり貯蓄されており、家計に余裕がないと貸付をしてくれませんので、債務整理が必要な状態の方が住宅ローンを借りようとしても貸付を受けられません。

もし住宅ローンの貸付を受けたいのであれば、自己破産を利用して免責してもらうか、任意整理・個人再生を利用して完済をした上で、信用情報に事故情報が掲載されている期間に頭金を貯めておく方が可能性が高いといえます。クレジットカードがないとネットショッピングなどに問題が出るというのであれば、前払い方式のVIZAデビットを利用することができます。同様にETCカードについても、デポジット方式のETCパーソナルカードというものがあります。

家計に関する考え方を変える必要があったり、前入金制のものを利用する必要はありますが、生活ができなくなってしまうというものではありません。むしろ、ブラックリストについて必要以上に怖がり、多重債務に苦しみ続けても、いずれ2か月以上の延滞をするようなことがあれば信用情報に登録されてしまいます。そう考えると、早く債務整理に着手するのが賢いといえるでしょう。


まとめ

このページではブラックリストというものについての基礎的な事と、債務整理をする上でどのように見るべきか、という事をお伝えしました。確かに従来通りの便利な生活はできなくなりますが、そもそも借入に依存しないで生活をしていくように生活を改めるべきですし、クレジットカードやETCカードなどは前入金などで利用できるものがありますので、生活ができなくなってしまうものではありません。

借金でお悩みの場合はお一人で悩まずに、専門家にご相談ください。当事務所では無料相談も行なっていますので、お気軽にお話しいただければと思います。

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