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コラム

離婚問題

離婚したくない!離婚回避のために知っておくべき8つのこととは

話し合い

ある日突然「離婚してくれ」と言われたら、あなたならどうしますか?

「夫(妻)とは別れたくない」と思われる方が多いでしょうが、離婚を決めた配偶者の意思をどのように変えればいいのかがポイントになってきます。今回はもし夫(妻)から離婚したいと切り出されたときに離婚を回避する方法をご紹介し、ご夫婦の関係を維持していく方法を解説いたします。


離婚を回避する方法とは

夫婦関係

離婚を回避するには、そもそもなぜ相手が離婚したいのかを知らなければいけません。普段は何事もなく生活をしていても、相手からすると「夫婦関係が悪い」と思っているケースがあります。たとえば夫が「夜に誘っても毎回断られる」と思っていれば、当然関係が冷え込んでいると思ってしまうのです。

離婚を決意した原因を探り解決すれば離婚を回避できますが、そのほかにも離婚を回避するポイントがいくつかあります。


法定離婚事由に触れないようにする

法定離婚事由とは、法律で「離婚しても仕方ない」と認められる理由のことをさします。たとえば、『配偶者の不貞行為』があげられ、あなたが夫(妻)以外の異性と体の関係を持ってしまう、浮気や不倫をした場合です。法定離婚事由は不貞行為のほかにも、『夫婦関係をわざと壊す(別居など)』『配偶者が消息不明になった』『精神病にかかっている』、そして『夫婦関係を継続できない理由がある』の4種類あります。

これら全部で5種類の理由にあなたが触れていると、不利になるおそれが高く、もし配偶者から離婚調停や裁判に持ち込まれると離婚が認められるおそれも高くなるのです。


感情まかせに話をしない

夫婦の関係や間柄は夫婦それぞれですが、相手の気持ちを考えない感情任せの発言は夫(妻)の心を傷つけていることがあります。たとえば「なんで家事をしてくれないの!私だって疲れているのに!」と仕事から帰った直後の夫に言ったとしましょう。これが毎日続けば夫はうんざりしますし、「俺の気持ちをわかってくれない」と思い気持ちがどんどん離れて行くのです。

夫婦の会話だけではすぐに離婚が成立するというわけではありませんが、日々の積み重ねが『夫婦関係を継続できない理由』に触れてしまうこともあります。離婚を回避したいのであれば、普段の言葉選びも大切にしなければいけません。


相手を軽んじない

女性が家計を切り盛りしたり財布を握っている家庭は多いですから、夫婦の関係性としても妻が優位になるご夫婦も多いでしょう。しかし、自分が夫よりも優位に立っていると誤認して無意識のうちに相手を下に見た発言をしていることがあります。「あなたっていつもダラダラしていい加減なんだから」「男はいいわよね、人間関係で困らないんだから」などはよく見聞きするセリフですが、男性(夫)としては心の底では傷ついています。

男性は女性とは違い、結果やプライドを重視して考えるようになっており、軽んじられるのは男性の怒りをかい関係を遠ざける原因になるのです。もしあなたが普段からこのように男性の気持ちを無視した発言をしているのであれば言葉選びを慎重にして、男性が喜ぶ『結果に対する誉め言葉』を使うようにして会話に努めるといいでしょう。


離婚届不受理の申出をしておく

直接的な離婚の回避方法ではありませんが、離婚を切り出された場合は早めに離婚届不受理の申出という手続きをしておくとよいでしょう。離婚届不受理の申出とは、夫婦の一方が勝手に離婚届を提出しても受理しないでくださいと役所に申し出ておく制度のことです。

相手(あなた)の同意なしに離婚届を勝手に出してしまう方がいらっしゃり、話し合いをしたくても応じてもらえていないのであれば役所に申し出ておくと離婚を勝手に成立されるリスクを下げられます。


弁護士に相談する

配偶者の中には離婚を切り出した後に調停や裁判などの裁判所の手続きに踏み切る方がいらっしゃいます。裁判所が関わる手続きになればおふたりだけでは離婚を回避することが難しくなります。もしあなたがこのような手続きで裁判所に呼び出された場合は、すぐに弁護士にご相談ください。

離婚したいと考えて切り出した方は、感情任せにいきなり裁判所の手続きをするケースは多くなく、ある程度証拠などを準備していることが多いです。夫(妻)が離婚の証拠を備えて手続きに踏み切っているのであれば、素人だけでは離婚回避は非常に困難で、裁判所で離婚が認められるおそれが大きいでしょう。

当事務所では離婚問題の実績や円満な解決事例も多く持ち合わせていますから、裁判所の手続きになる前でも問題ありませんので、ぜひ相談にお越しください。


離婚を回避できたら良好な関係を継続させる

良好な関係

配偶者が離婚を考え直してなんとか回避できても安心はできません。離婚を決意して切り出したということは今までの夫婦の関係に満足していなかったことが原因ともいえますから、今までどおりの生活に戻ってもまた離婚話が出てくるリスクが高いです。なぜ夫(妻)が離婚を切り出したのか相手の気持ちなどを考えてみて、次のように対策をしてみると良いでしょう。


浮気や不倫は一切やめる

あまり多くないパターンですが、もしあなたが夫(妻)以外の異性と体の関係を持っていたのであれば、今すぐ清算しましょう。当記事の冒頭でも少し触れましたが、浮気や不倫は法律で認められている離婚理由のひとつですから、せっかく離婚を回避できたのに浮気や不倫を続けていれば元も子もありません。

心理学の言葉に『サンクコスト効果』というものがあります。サンクコスト効果とは、ある人や物に対して費やしてきた時間やお金、経験の積み重ねのせいで捨てられなくなることをいいます。不倫の場合、不倫相手との時間や経験がもったいなく思ってしまい、関係を清算できない方がいらっしゃるのです。

配偶者との夫婦関係をこれからも継続し離婚を回避したいのであれば、もったいないと思っていてもすぐに関係を清算しましょう。


ライフスタイルを変える

近年では共働きのご夫婦が増えていますが、おふたりともがしっかり働いていると夫婦のすれ違いが発生しています。たとえばスキンシップが減ったり、ふたりだけで出かける時間がなくなるなどがあります。いわば夫婦の時間が減るともいえますが、すれ違いが大きくなればもはや家庭内別居状態、夫婦関係がなくなっているとも考えられます。

関係が遠ざかれば遠ざかるほど離婚という言葉が近づいてきますから、離婚を回避したらお二人のライフスタイルを変えてみるといいでしょう。


カウンセリングを受ける

もしあなたが心ない言葉を配偶者に浴びせているのであれば、一度専門家やカウンセラーに相談してみるとよいでしょう。なぜ好きで結婚した夫(妻)に辛い言葉を言ってしまうのか原因を探ったり、心ない言葉を言わないようにトレーニングする方法を教えてくれます。

「夫を責めたくないのについイライラしてあたってしまう」というようなケースこそカウンセリングが有効でしょう。一度離婚を回避できても、引き続き配偶者にあたり続ければ離婚の回避は難しくなりますからしっかりと自分を見直して考えるべきでしょう。


まとめ

何気なく生活をしていても配偶者からみれば辛い生活をしているケースも少なくありません。もし突然離婚を切り出されてしまった場合、なんとか回避しようとひとりで抱え込みがちですが、そんな時こそ離婚問題のプロである当事務所の弁護士にご相談ください。

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