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正木ブログ

エリザベス女王杯の行方

イギリスのエリザベス女王(エリザベス2世)が亡くなってから、3ヶ月以上が経過しました。

2022年のJRAのエリザベス女王杯は、元々「エリザベス女王即位70年記念」としておこなわれる予定でしたが、女王の崩御をうけ、副題は付されないこととなりました。

エリザベス女王・英王室から賜杯されている競馬のレースは多数ありますが、そのほとんどが英連邦に所属している、あるいはしていた国(オーストラリア、カナダ、香港、南アフリカなど)のものであることはよく知られています。日本は、英連邦外であるにもかかわらず英王室から女王杯を賜杯されている、非常に希有な国なのです。

カナダにおいてこれまでおこなわれてきたクイーンズプレート(Queen's Plate)は、2023年からキングスプレート(King's Plate)に名前が戻ることが、12月7日に正式にアナウンスされました。これは、王位が継承された以上当然のことでしょう。

他方、日本のエリザベス女王杯は、女王個人から杯を賜ったというイメージが強く、また牝馬限定戦である同レースと女王杯のイメージが非常に強く結びついているため、チャールズ3世杯というレース名に違和感を覚える人も少なくないと思われます。

日本と英国王室が今後も良好な関係を続けていけるよう、競馬界の今後にも注目です。

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