2026.6.19 正木ブログ
「外国の弁護士」の実在をどのように確認するか
「外国の弁護士からメールが来た」というご相談は、時折みられます。
一番多いのは、「生前SNSでやり取りのあった●●さんが遺言であなたに財産を譲ると言っている」「●●をやりたいので一緒に事業をしたい」という連絡が「外国の弁護士」から来るものです。ここまで分かりやすいと、どう考えても詐欺にしか思えないでしょうが、それでもこういう連絡を突然受け取った側として真偽が気になるのも分かります。
まず、日本の弁護士であれば、日本弁護士連合会の弁護士検索ページから当該弁護士の名前を入力し、出てきた事務所に電話で問い合わせるのが最も確実です(出てこなければその時点で詐欺です)。
では海外の場合はどうするか、というと、正直なところ国によってまちまちで、確実な調査方法はありません。
私の知り合いの弁護士いる国であれば、その人に確認することもできますが、なかなか海外の弁護士に知り合いがいるというわけにもいかないかと思います。
基本的には、名前で検索し、信用できそうなホームページがあり、そこに実名の記載があるかを確認、あれば、その事務所の公式問い合わせフォームから問い合わせるのが確実かと思います。尤も、過去、「信用できそうなホームページ」自体が詐欺サイトであることもあり、そこまで手が込んでくるとなかなか大変です。
ちなみに、うちの事務所には、台湾の弁護士事務所の名前とロゴの入った名刺を持参した人(弁護士では無く事務員を名乗っておりました)がいましたが、当該事務所に確認したところそのような人はその事務所に所属していないことが確認された、ということがありました。想像もつかないことがおこるものです。
真偽を100%見分ける方法はありませんが、いずれにしても、「弁護士が暗号通貨を用いて送金を依頼する」という状況は限りなく詐欺である可能性が高いです。
いずれにしても、お金を支払う前に、弁護士にご相談ください。

